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アジアインフラ投資銀行の創設加盟国は35カ国以上
2015年 3月 23日15:21 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群臨時事務局長は22日、3月末の加盟申請の締め切りまでに、創設加盟国が35カ国を超えるとの見方を示した。現在、加盟の意向を示した国と、貸付や融資関連の政策制定を検討しているということだ。

 これは金局長が、北京で開かれた「中国発展ハイレベルフォーラム」で明らかにしたものです。金局長は「できるだけアジア地域のインフラ施設の融資要求を満足させることだ」とし、より多くの責任を負い、アジア地域の協力を促進するという中国の姿勢を表した。

 AIIBには、インドやインドネシア、ニュージーランドを含む27の地域内の国のほかに、イギリスやフランス、スイスなど地域外の国々も加盟を申請している。金局長は「AIIBの資本金は1000億ドルで、75%はアジア地域内の国が出す。成立後、アジア地域の発展途上国のエネルギー、電力、交通、農村部送電網などのインフラ施設の建設に資金を供給する」と説明した。

 中国が最大の出資国であることについて、金局長は「それはアジア地域での経済規模によるものだ。これから、もっと多くの国の加盟によって、この状況は変わっていく。責任のある大国として、中国は国際的に通用する準則を守り、平等原則を堅持し、投票権によってことを決めるのではなく、交渉を通して一致に達する形で問題を解決する」と話した。

 金局長は「AIIBは世界銀行、アジア開発銀行に取って代わるのではなく、その補充的なものだ。北アメリカや、ヨーロッパ、ほかの地域の金融機関と投資家の協力を行い、アジア地域発展の成果を分かち合うことを期待する」としている。

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